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大人の映画音楽 ソロ・ギター曲集|弾いてみた感想とレビュー【買うべき?】

大人の映画音楽 ソロ・ギター曲集 レビュー

大人の映画音楽 ソロ・ギター曲集の表紙


坂元昭二は、日本のアコースティックギタリストで、フォーク/ニューミュージック系アーティストのサポート演奏で知られています。特にさだまさしのツアー活動に長年参加し、繊細なアコースティックギターの演奏で楽曲の叙情性を支えてきました。その後はソロギタリストとしてインストゥルメンタル作品を発表し、ライブ活動や指導にも取り組んでいます。本書籍は、映画好きにはたまらない、さまざまな名シーンで流れた名曲をアレンジした一冊です。映画音楽に用いられる芯のあるメロディは、どのようなアレンジや楽器で演奏しても存在感を失わず、演奏者や聴き手に強い印象を与えます。そうした魅力的な旋律を、ソロギター演奏として味わえるよう工夫されている点が本書の特徴です。

譜面は見やすく大きめにレイアウトされており、指番号が記されていない箇所でも自分で理解できる程度のシンプルなアレンジになっています。ソロギターとしては音数が少ないのではないかと感じられるものの、実際に弾いてみると楽しさを実感できます。また、模範演奏をYouTubeで確認できる点も魅力の一つです。演奏のポイント解説やダイアグラムも丁寧に掲載されており、学習用としても取り組みやすい一冊です。カポタストの使用やドロップDチューニングはほんの数曲に限られています。

収録曲
  1. 愛の讃歌(「愛の讃歌」より)
  2. 雨にぬれても(「明日に向かって撃て!」より)
  3. いつか王子様が(「白雪姫」より)
  4. エデンの東(「エデンの東」より)
  5. ジ・エンタティナー(「スティング」より)
  6. オールウェイズ・ラヴ・ユー(「ボディガード」より)
  7. 男と女(「男と女」より)
  8. オルフェの唄(黒いオルフェ/カーニバルの朝)(「黒いオルフェ」より)
  9. 帰らざる河(「帰らざる河」より)
  10. 大砂塵(ジャニー・ギター)(「大砂塵(ジャニー・ギター)」より)
  11. 禁じられた遊び(愛のロマンス)(「禁じられた遊び」より)
  12. シャレード(「シャレード」より)
  13. 追憶(「追憶」より)
  14. トゥ・ラヴ・アゲイン(愛情物語)(「愛情物語」より)
  15. 鉄道員(「鉄道員」より)
  16. 遥かなる山の呼び声(「シェーン」より)
  17. 避暑地の出来事(「避暑地の出来事」より)
  18. ボギー大佐(クワイ河マーチ)(「戦場にかける橋」より)
  19. 星に願いを(「ピノキオ」より)
  20. 慕情(「慕情」より)
  21. マイ・ウェイ(「マイ・ウェイ」より)
  22. ミセス・ロビンソン(「卒業」より)
  23. ライム・ライト(テリーのテーマ“エタナリー”)(「ライム・ライト」より)
  24. ララのテーマ(「ドクトルジバコ」より)
  25. ロッキーのテーマ(「ロッキー」より)
  26. ロシアより愛をこめて(「007 ロシアより愛をこめて」より)

この本は買うべきか?

結論、初心者にとてもオススメできる一冊です。

  1. 運指に無理がなく、シンプルにアレンジされている
  2. 模範演奏の映像を見ながら練習できる
  3. 譜面が大きく、見やすい

坂元昭二氏のソロギターアレンジは弾きやすいなと改めて実感します。

実際に弾いて感じたポイント

坂元昭二のアレンジは南澤大介アレンジより易しい

南澤大介氏のアレンジでは、難易度がAからCまで設定されています。Aが最も簡単なレベルですが、坂元昭二氏のアレンジは、そのAと比較してもさらに取り組みやすい内容だと感じます。
なぜそこまで簡単なのかというと、その理由の一つは、8分音符のメロディが続く音数の多いフレーズでも、伴奏を加えるスペースがあっても必ずしも詰め込まず、あえて省略している点にあります。以下は、本書籍のアレンジをもとに私が作成したTAB譜面です。

「遥かなる山の呼び声」の簡単ソロギターTAB譜

この段階でも十分にやさしいアレンジですが、例えば1小節目には8分音符が連続するメロディがあり、3小節目でも音数は少ないものの8分音符が続きます。そこで伴奏を省略してスペースを確保すると、さらに弾きやすい形になります。

「遥かなる山の呼び声」のソロギターTAB譜をさらに簡単にしたTAB譜

省略を行ったとしても、実際に弾いたときの満足感が損なわれることはありません。難しくなりそうだと感じた部分で無理に音を詰め込まず、伴奏を休ませる気遣いがあるからこそ、多くの人が弾きこなせるアレンジになっているのだと感じました。

意外と耳馴染みのある曲は多い

曲名だけを見ると知らない曲だと思っていても、実際に弾いてみると「あの曲か」と思い出すことがよくありました。「ボギー大佐」というタイトルは知りませんでしたが、弾き始めると「サル、ゴリラ、チンパンジー♪」と口ずさんでしまう、誰もが一度は耳にしたことのある曲でした。

結論

これからソロギタースタイルを始める方に、本当におすすめできる一冊です。
本書を通して、正しい指使いの基礎を身につけることができます。

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